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弁護士バッチの意味について

弁護士バッチの意味について、紹介します。正式名称は弁護士記章で、金色のひまわりの花びらの中央に銀色の天秤があしらわれています。ひまわりは正義に輝く象徴であり、自由の羽ばたきを連想させます。中央の天秤は正義や公正、自由や平等という弁護士のモットーを表しているのです。日本弁護士連合会は職務を行うときに必要な記章の耐用を定めていて、このバッチを身分証明としています。正式な身分証明書が無かったために、身分を証明する唯一の手段なのです。身分証明という意味があるため、その取扱いも厳重です。紛失をして紛失届を受け取った場合には、名簿にそのことを記載します。さらに管報にそのことを公告するものとされているのです。また紛失したものの氏名を、最高裁判所や検事総長などに伝えます。

弁護士バッチのデザインについて。

最難関と言われる司法試験に合格した人だけがなれる弁護士にとって、弁護士バッチは憧れのシンボルであるといえます。この中のデザインには、ヒマワリの中に天秤が描かれています。この天秤は「公平」の意味を表したもので、司法が老若男女や職業・性別・国籍などに左右されることなく、万人が平等に法の下で裁判を受けることの大切さを表しています。そして弁護士バッチは正しい判決へと導くための、正義を意味するものでもあるとも言われています。ちなみにこのバッチは純銀製で、造幣局によって作られています。そして修習を修了して入会金を納付した人は会長よりこのバッチが授与されることで、晴れて弁護士としての人生の第一歩を踏み出すことになります。

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